こんにちは!
王様の耳 桜garden店です(^^♪
今日は高血圧を予防するために減らすべき食材についてです。
世界で高血圧に罹っている人はざっと15億人。日本でも、高血圧基準値の140/90を超えている人は、約4300万人いるそうです。
この140/90というのは、心血管系死亡リスクが高まる境目。自覚症状がないため見過ごされがちですが、サイレントキラーとも呼ばれるほど恐ろしい側面があります。
高血圧は、塩分の摂り過ぎが原因とよく聞きますよね。「ならば、塩分を控えればいいのでは?」と思いますが、最新の医学研究によれば、塩分以上の悪玉がいるといいます。
それはなんと『砂糖』なんだそうです。
■砂糖が高血圧を引き起こす
塩分の摂取によって血圧が上がる理由を説明します。
塩分が体内に入ると、塩素とナトリウムイオンに分かれ血管内をめぐり、血清ナトリウム値が高まります。
このとき細胞内の水分が浸透圧によって血管内に移動し、血管内の水分量が増加。
それに伴い血圧が上がるという理屈です。体が正常であれば、やがて血清ナトリウム値が下がって、血圧も元に戻ります。
では、塩だけでなく砂糖も摂るとどうなるのでしょうか。
砂糖は体内でブドウ糖と果糖に分かれ、十二指腸から吸収されます。果糖は、十二指腸と腎臓の尿細管に作用して、塩素とナトリウムの吸収・再吸収を増加させ浸透圧を上昇させるというのが一つ。
さらに、果糖には交感神経を興奮させ、血圧を上げるホルモンの分泌を促します。こうして慢性的な高血圧になるというわけです。
また、日本人の高血圧患者が増えているのは、「甘い味と塩ょっぱい味の組み合わせ」に原因があるかもしれないともいわれています。
例えば、生姜焼き、肉じゃが、照り焼き、煮物などの定番メニューはどれも醤油と砂糖で甘辛い味に仕上げられます。
めんつゆ、ソース、ケチャップ、焼肉のたれ、サラダドレッシング、みりん風調味料などの調味料、インスタントラーメンや瓶詰食品などの加工品、冷凍シューマイやピザなどの冷凍食品にもほとんど塩と糖分の両方が入っています。(本書24~25pより)
では、ソフトドリンクやジュースのように単に甘いだけの飲料はどうかといえば、これもやはり血圧を上げることが実験から判明しています。
さらに、こうした飲料はブドウ糖も多く含み、血糖値を急激に上げます。
これは、酸化ストレスで血管を傷つけるなど作用を及ぼし、高血圧のリスクを上げてしまうのです。
■隠れ砂糖には要注意
日本人が好む食べ物には想像以上に砂糖が含まれていますが、「砂糖を料理に使わない、砂糖が入った料理を注文しない」ことが大切になります。
家庭料理では、日本の伝統的な調味料の活用がすすめられていますね。例えば、鰹節、昆布、酒、梅干し、酢、みりんなど。
ちなみに、スーパーで見かける「みりん風調味料」は、「うまみ調味料を果糖ブドウ糖で味付けした、みりんとはかけ離れた調味料」なんです。
では、ヘルシーなイメージのある果物は、食物繊維の多いものを中心に、1カップ程度を心がけましょう。
また、品種改良された甘味の強いブドウやイチゴは、食物繊維が少なく糖分が多いため、食べ過ぎないように…
■高血圧を予防できる食べ物
高血圧予防をできる食べ物の一例が野菜。特にレタスやほうれん草などの葉物野菜です。これは血管を柔軟にする一酸化窒素の素になる硝酸塩が豊富に含まれているためです。
そのため米国では、「安上がりな高血圧対策」として注目されているといいます。
そして、高血圧予防だけでなく心臓や血管の健康のためにぜひアボカドを常備してください。アボカドには糖質はほとんど含まれず、血圧にいいビタミン・ミネラルが豊富です。
そのままサラダに加えたり、ハーブやレモンジュースと共に潰してディップにしたり、わさび醤油で刺身がわりにするなどして食べると良いですね。
もう1つがアーモンド。アボカドと同じ理由ですすめられており、「アーモンドを食べる習慣がある人は、高血圧、肥満、脂質異常になりにくい」と言われています。
1日に食べる分量は、一握り(25粒ほど)を目安に。炭水化物の多い食事の30分前に食べると、食後血糖値を抑えて効果的だとも言われています。
高血圧の治療といえば血圧を下げる薬に頼ってしまいがちですが、血圧は下がっても老化は加速します。
すこやかに生きるには、やはり食事を含む生活習慣の改善がカギとなります。
減塩や減糖を心掛けて美味しく楽しく食事を摂り、適度な運動を心掛けて健康にお過ごしくださいね(^^♪